コンクリート:[硬化コンクリート]電気泳動によるコンクリート中の塩化物イオンの実効拡散係数試験装置
(データ収録機能付)
MIC-187-1-13
[製品技術概要]
塩化物イオンを含む溶液と含まない溶液で挟まれたコンクリート供試体の両側に直流を印加すると,負電荷を持つ塩化物イオンはコンクリートの細孔中を通って陽極側へ電気泳動します。
この陽極側の塩化物イオン濃度の増加割合が一定に達したとき,細孔中の塩化物イオンは定常状態であるとし,その時の移動流束をもとに,
電気化学法則(Nernst-Planckの式)を適用して実効拡散係数を求めます。
本装置は、土木学会基準(案)JSCE-G 571-2003に準拠した試験を行い、かつその試験状況を自動収録する装置です。
収録要素は、電位差、電流値、陰極側溶液温度、陽極側溶液温度です。(なお、陰極側及び陽極側の塩化物イオン濃度は、塩分計等を用いて別途測定する必要があります。)