コンクリート:[硬化コンクリート]コンタクト・ストレインゲージ
軽量で片手で簡単に操作でき、優れた測定再現性を発揮するストレインゲージ

「コンタクト・ストレインゲージ」は、 測定に特殊な技術を必要としませんので、どなたでも簡単に測定でき、
かつ抜群の測定再現性を発揮します。
操作は簡単、片手で操作レバーを握り、脚部のコンタクトポイントを測定ポイント(鋼製φ1.6mmビーズ)に
押し当て、レバーを放すだけです。
この際、ダイヤルゲージ指針はクランプされていますので、測定物から離れた位置で計測結果を確認することができます。
また、測定ポイントの設定が確実で耐久性があるため(=鋼製ビーズを埋め込むor計測チップを貼り付けるだけ)、
悪条件・長期間を隔てても定期的に検査測定が可能です。
(写真ではオプションの延長部品、計測チップを使用しています)
測定手順
① 測定器を片手で持ち、中指で引き金を充分に引き上げます。測定器の可動コンタクトポイントを静かに測定ポイントビーズの一方に置き、
もう一方のコンタクトポイント(固定)を残りの測定ポイントの上にセットします。この状態のまま測定器を両測定ポイントに軽く押さえつけます。
(引き金はこの時まで充分に引いたままにします)
② 引き金を徐々に下ろしていくと、まず可動コンタクトポイントがクランプされます。
さらに引き金を下ろし続けると、ダイヤルゲージの先端が下りてきて安定します。
③ 中指を引き金から離し、そのまま測定器を測定物から離します(引き金に触れないよう注意して下さい)。
測定値を確認しやすい場所に測定器を置き、値を読み取ります。
測定の原理
簡単な操作で、測定再現性を発揮できる理由は、下図にある、コンタクトポイントとダイヤルゲージ部の固定解除を2段階にする仕組みにあります。 この仕組みにより、押し当てる力で生じる指度の狂いを最小限に抑えています。
特 長
●抜群の測定再現性
●片手で操作でき、接近が難しい地点の測定も可能
(測定後、ダイヤルゲージが固定されるので、離れた場所で測定値を読める)
●軽量かつ、特殊な操作技術は不要で、どなたでも簡単に測定可能
●消耗品はφ1.6mm鋼製ビーズ(もしくは鋼製ピーズを埋め込んだ「計測チップ」)のみで、極めて低コスト
●オプションの延長部品を使えば、200mm/300mmの範囲も測定可能
仕 様
準拠規格 | JIS A 1129 |
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測定方法 | 二点間距離を基準標準尺と比較し、ダイヤルゲージメモリ指針で測定 |
測定可能想定範囲 | ± 0.5 mm |
標準精度 | 1 / 1000 mm |
標準ゲージ | 100 - 60 - 40 - 20 mm インバー鋼製 |
付属品 | ハンマー / ダイス / ポンチ (100 - 60 mm 用 / 40 - 20 mm 用) 他 |
オプション | ・MIC-172-0-81型 「計測チップ」 50 個単位 ・MIC-172-0-85型 「 200 mm / 300 mm 延長器具」 → 200 mm / 300 mm 用延長部品 → ダブルクブリックポンチ 200 mm / 300 mm 用 → 標準ゲージ 200 mm / 300 mm 用 |