住宅・建材:[環境]人工気象装置(低温・日射・散水仕様)
MIT-645-3-02
[製品技術概要]
屋外室の温度制御範囲が− 30 ℃~と、寒冷地の環境を再現し、外壁材の耐久性や、結露状態を調べることができる、人工気象装置です。
また、実際の日射量を再現できる赤外線照射ユニットや、スプレーノズルによる散水装置も備えています。
温湿度コントロールや、照射装置、降雨装置等、ご要望に応じて設計・製造いたします。
特 長
●供試体設置部が大きく、同時に多数の供試体が試験可能
●タッチパネルで簡単操作
●自己診断機能でトラブル発生時も安心
●赤外線照射装置は独自のゾーン分割制御(10ゾーン)で、供試体位置による照射・温度ムラがない
●独自の空調吹き出しダクト配置で、試験槽内は安定した温湿度分布を実現
仕様例 (二室タイプ:低温 / 日射・散水試験あり 仕様)
試験可能項目 | 温度 / 湿度 / 赤外線照射(照射量・温度) / 散水 |
---|---|
運転機能 | 定置運転 / パターン運転 |
操 作 | カラータッチパネル(取扱説明・ヘルプ機能 / 自己診断機能) |
温度制御範囲 | [ 屋外室 ]:− 30 ~ + 20 ℃ ± 1 ℃ [ 屋内室 ]: + 10 ~ + 20 ℃ ± 1 ℃ |
湿度制御範囲 | [ 屋外室 ]:30 ~ 70 % RH ± 5 % (20 ℃時 ) [ 屋内室 ]:50 ~ 80 % RH ± 5 % (20 ℃時 ) |
照射装置 | ・赤外線 ・最大照射量:約 1000 W/m² ・全面強化ガラスにて、屋外室環境より遮断 ・凍結時の結露防止として、除湿器設置 |
散水装置 | ・スプレーノズル式 ・1 ℓ/㎡・min |
床排水 | ・排水付耐荷重床構造 ・床面グレーチング敷き(ステンレス製) |
供試体設置部開口寸法 | 約 W 4010 × H 1545 mm |
外寸法 | 約 W 3300 × D 5700 × H 2554 mm(突起部は含まず) |
内寸法 | (屋外室・屋内室ともに)約 W 1100 × D 4500 × H 2350 mm |
関連商品
寒冷地の気象条件を再現する屋外室
屋外室は、− 30 ~ + 20 ℃で温度制御ができますので、寒冷地の気象条件を再現できます。
なお、赤外線照射装置前面には強化ガラスを設置すると同時に、除湿機構を設けていますので、屋外室がマイナス温度設定時に照射を行っても、
装置が結露・劣化する心配がありません。
赤外線照射量は、独自のゾーン分割(10ゾーン)で制御しておりますので、供試体位置による温度・照射ムラを防ぎます。
また、試験室内は安定した温湿度分布を実現するため、空調吹き出しダクトサイズを考慮した設計です。(屋内室・屋外室とも)
一度に多数の供試体試験が可能
供試体設置部の開口寸法を約 W 4010 × H 1545 mmと大きくとっていますので、
同時に多数の供試体を試験していただくことが可能です。(最大13種類)
また、スプレーノズルによる散水装置も設置しています。
床構造も耐荷重仕様のグレーチングになっておりますので、散水試験を行ってもスムーズに排水されます。