「地盤改良」に関わる技術評価証明 報告書 (第3 回更新版)
10/102

- 2 - 1.3 評価証明の方法 本技術について室内試験、現場試験を行い、表-1.1に示す方法によって評価するものとする。 表-1.1 開発目標の達成の確認方法 評価項目 確認方法 (1)衝撃加速度測定器(キャスポル)の適正評価 衝撃加速度測定器(キャスポル)で測定された衝撃加速度(Ia値)は、CBR値、粘着力(c)、内部摩擦角(φ)、地盤反力係数(K30)、コーン指数(qC)の補完値として使用できることを、以下の要因を検討することによって確認する。 ①対象地盤材粒度の影響 ②測定地盤勾配の影響 ③測定深さの影響 (2)測定の迅速性 衝撃加速度測定器(キャスポル)による支持力測定について現場実験を行い、測定法の迅速性を確認する。 (3)正しい結果の表示と再現性 衝撃加速度測定器(キャスポル)に使用している加速度計に基準電気信号負荷し、その直線性を確認する。また、基準ゴムでの測定を計50回行い、その再現性を確認する。 1.4 評価証明の前提と範囲 1.4.1 評価証明の前提 (1)衝撃加速度測定器(キャスポル)は適正な精度を持ち、「簡易支持力測定器(キャスポル)利用手引き1)」に従って適正に検定されたものとする。 (2)衝撃加速度測定器(キャスポル)による測定方法が、適正であるものとする。 (3)衝撃加速度(Ia値)とCBR値、粘着力(c)、内部摩擦角(φ)、地盤反力係数(K30)、あるいはコーン指数(qC)との関係式が、事前試験によって適正に設定されたものを用いるものとする。 1.4.2 評価証明の範囲 地盤の支持力等測定に際し、従来の原位置試験を補完する支持力等の原位置評価技術として使用するものとする。 1.5 評価証明の結果 衝撃加速度測定器(キャスポル)は、次の性能を有することが確認された。 (1)衝撃加速度測定器(キャスポル)の適正評価 衝撃加速度測定器(キャスポル)で測定される衝撃加速度(Ia値)は、従来の原位置試 験の補完値として使用することができる。

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る