「地盤改良」に関わる技術評価証明 報告書 (第3 回更新版)
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- 3 - (2)測定の迅速性 衝撃加速度測定器(キャスポル)を用いることで、支持力等の原位置試験測定に使用する数値を迅速に得ることができる。 (3) 正しい結果の表示と再現性 衝撃加速度測定器(キャスポル)が正しい結果の表示と再現性を維持していることを、定期的な検定で確認することができる。 1.6 留意事項 (1)本技術で支持力等を測定するにあたっては、「簡易支持力測定器(キャスポル)利用手引き1)」に従って行うこと。 (2)本技術の適用土質は、最大粒径が37.5㎜以下、細粒分(75㎛フルイ通過分)含有率が30%以下で、9.5~37.5㎜の礫含有率を30%以上含まない土質材料とする。 (3)本技術では、測定される衝撃加速度(Ia値)の使用下限値を4とし、静止状態において地盤面がキャスポルのランマーによって大きく変形する地盤へは適用しない。 1.7 技術名称変更について 第2回更新版までは、衝撃加速度法による締固め管理技術「マックス」という技術名称で、 技術認証を得ていた。この技術は盛土の施工管理において、事前に現場試験および室内試験を 行い、管理値を決定したうえで、衝撃加速度測定器(キャスポル)で品質確認を行い、盛土の 品質が管理値以上であることを確認しながら施工を行う、盛土施工の管理技術である。 第3回更新版では、衝撃加速度法による支持力等の原位置評価技術という技術名称で、測定 器として技術認証を得た。今回、株式会社マルイの単独更新となったため、「マックス」を利 用した盛土施工の適用事例の入手が困難であること、また、盛土施工以外でも衝撃加速度測定 器(キャスポル)が幅広く使用されている現実から、測定器として技術認証を得た次第である。

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